東日本ハウスの特徴・評価・評判
東日本ハウスのランキング(28社中) | |
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■年間着工棟数 | 17位 |
■耐震・制震・免震性 | 12位 |
■耐久性能 | 16位 |
■断熱・気密性能 | 19位 |
■デザイン性・設計力 | 10位 |
■保 証 | 12位 |
■値 頃 感 | 13位 |
■総合[1] | 25位 |
■総合[2] | 19位 |
東日本ハウスは東北の盛岡で創業し現在 盛岡と東京に本社を置き
全国展開する木造在来工法の中堅ハウスメーカーです。
創業当初は当時の大和ハウスの代理店をしていたらしいのですが、
昭和46年に代理店を脱退して現在の形になったようです。
東日本ハウスでは「棟梁システム」というのが有名で、常用(準社員)の大工さんを抱え
責任者として工事を進めるようなされています。
勿論全ての職人が準社員というわけではなく、棟梁と呼ばれる大工さんだけですので、
現場監督を兼ねた準社員の大工さんがいるといったところでしょう。
一頃、「銀河高原ビール」の経営などで話題になりましたが、多角経営がたたって
一時経営が悪化しましたが、ようやく再建されてきているようです。
軍隊式の社員教育ということでも有名で、違和感を感じられる方も多いように聞きます。
けして悪い事ではないと思いますが・・・。
営業マンの教育が最も行き届いていて良い効果を出しているのが、顧客との打ち合わせ時に
必ず複写式の記録をとり、その控えをいただける事です。
この業界のトラブルのほとんどが、言った、言わないが原因ですので、
この記録を残してくれることは、非常に評価できることだと思います。
営業マンも記録を残すことで、無責任な発言をしなくなりますので
当然トラブルも減ってくることだと思います。
また、記録のとり方が営業マンの技量の判断材料となりますので、
お客さんとしてはいいことばかりではないでしょうか。
会社設立 | 昭和44年2月 |
資本金 | 38億7337万円 |
営業地域 | 全国展開(沖縄を除く) |
売上げ高 | 518億円(10年度実績) |
年間着工棟数 | 1800棟(2008年度実績) |
工法 | 木造在来 |
標準の坪単価 | 55~65万/坪 |
性能・テクノロジー
東日本ハウスの柱と土台は全て檜のムク材で、乾燥して割れやすい檜の特性を考えて四面とも切り溝がいれてあります。
柱の太さは「館プレミアム」シリーズと「華プレミアム」シリーズのみが4寸(120mm)でその他のシリーズは3.5寸(105mm)です。
耐震性という点では、柱の太さはどちらでも充分な太さがありますので、問題ないと思われます。
工法は「新木造ストロング工法」という名前で、在来工法の柱の間に筋交いの代わりに構造用合板で作ったパネルをはめ込む構造になっています。
また、床の構造は2×4の構造のような1000mm間隔で架けたヘビーティンバーに、90mm角の大引きに使うような根太を500mm間隔に敷いて24mmの構造用合板で固める構造になっています。
非常に強固だといえると思います。
在来工法とパネル工法の良いところをとった構造で、耐震性で言えば非常に効果のある工法だと思われます。
このように非常に強固に固める耐震構造が、安全的にも費用的にも最も有利だと「東日本ハウス」は考えているそうで、制震システムは特に開発されていません。
あまり積極的に薦めてはいませんが、費用負担が気にならないかたには免震構造の対応はできるそうです。
住宅性能表示の耐震等級3は取得可能だそうです。
東日本ハウスの基礎は布基礎で、立ち上がりの厚みは、やまと「館プレミアム」と「華プレミアム」が160mm、その他のシリーズは150mmです。
いずれも充分な強度があると思いますが、標準でべた基礎にしていただきたかったところです。
構造材は前述の通り、柱と土台は全て檜のムク材を使用して、耐久性能にはかなり優れているといえます。
外壁は「館プレミアム」シリーズはタイル貼り、その他のシリーズは標準仕様はサイディング貼りです。
全棟、長期優良住宅に適合しているそうです。
また、構造躯体に限って「館プレミアム」と「華プレミアム」においては60年、
その他のシリーズでは30年の保証をするそうです。
躯体に限ってですのでどれほどのメリットがあるかはわかりません。
東日本ハウスの断熱材は、壁・天井が105mmのグラスウール、浴室廻りの基礎部分に押出発泡ポリスチレン、また外壁に接する部分の隙間には発泡ウレタンの充填がなされています。
サッシュは標準では、アルミ樹脂複合サッシュに通常の複層ガラス(寒冷地ではLow-e複層ガラス)です。
高断熱。高気密を謳っているだけあって、必要な措置はなされているようです。
Q値、C値共に次世代省エネ基準(性能表示等級4)はクリアしているとのことですが、高性能な高断熱・高気密の数値ではないようです。
換気システムは、第一種と第三種換気システムを採用して
いるようで、商品と地域によって違うようなので各地域で確認が必要です。
ちなみに、第三種より第一種が良く、第一種の中でも顕熱交換型より
全熱交換型が優れています。
ホームページよりお借りしました。
東日本ハウスの総評としましては、耐震性に関しては頑固に耐震強度に頼ろうとする面が感じられます。
建物そのものの崩壊は無いでしょうが、やはり現在は家具などの転倒まで配慮した
制震・免震にも力を注ぐべきではないでしょうか。
デザイン性の面では、和風の住宅に関しては優れていると思いますが、
洋風やモダン調のデザインはちょっと古臭いイメージが漂っていますね。
東日本ハウスでお建てになる場合は和風住宅に和風インテリアが一番お勧めです。
東日本ハウスのラインナップ
■館プレミアム
- 和の館(和風)
- 欧の館(洋風)
- 時の館(モダン)
■華プレミアム
- 和 華(和風)
- 麗 華(洋風)
- 粋 華(モダン)
■彩プレミアム
- 彩・ジャパン(和風)
- 彩・フォーマル(洋風)
- 彩・モダン(モダン)
■館Jrプレミアム(企画住宅・3つの外観と104の基本プラン)
- 切妻和風タイプ
- 寄棟洋風タイプ
- BOXモダンタイプ
■エコナチュレ プレミアム
- 太陽光発電とオール電化住宅
■ニューアーバンバリュー(都市型狭小住宅)
- Avance(アバンス)
- Vert(ヴェール)
- Secura(セキュラ)
■スーパーワイズ(太陽光発電・蓄電池システムとホームエナルギーマネジメントシステム)
- 華 S-WISE
- J・STAGE S-WISE