三井ホームの特徴・評価・評判
三井ホームのランキング(28社中) | |
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■年間着工棟数 | 11位 |
■耐震・制震・免震性 | 12位 |
■耐久性能 | 11位 |
■断熱・気密性能 | 6位 |
■デザイン性・設計力 | |
■保 証 | 12位 |
■値 頃 感 | 27位 |
■総合[1] | 10位 |
■総合[2] | 11位 |
デザイン性、高級感いずれも大手ハウスメーカーの中ではピカイチでしょう。勿論、価格も最も高価と言っていいでしょう。 三井ホームがデザイン性に優れている理由は、外部の設計士やコーディネーターに設計、デザインを依頼しているからなのです。
三井ホームの商品には、規格住宅、準規格住宅、自由設計とあり、自由設計の商品の坪単価は少なくとも80~90万/坪かかるといいますから驚きです。
規格・準規格住宅の場合はそこまではなく、それぞれ55~65万/坪、65~75万/坪だということですので、他のハウスメーカーとあまり変わらない程度でおさまるようです。
おそらくは自由設計のみ外部の設計事務所に依頼しその分の経費がかかっているためだと思われます。
断熱や遮音性能は平均的ですが、上下階間、各室間の床、壁体にも吸音の措置が施されていて、2世帯などを意識した仕様になっています。
会社設立 | 1974年10月 |
資本金 | 139億円 |
営業地域 | 全国展開 |
売上げ高 | 2,099億円(連結) 1,389億円(住宅)2010年度実績 |
年間着工棟数 | 5,230棟(2008年度実績) |
工法 | ツーバイフォー工法/木質系パネル工法 |
標準の坪単価 | 規格:55~65万/坪 準規格:65~75万/坪 注文:80~90万/坪 |
性能・テクノロジー
耐震性に関しては、従来の2×4の持つ耐震性能に頼った対応で、特に目を見張る技術はないようです。
もともと、2×4は木造在来に比べて耐震強度が高いと言われていますので、釘や金物での接合をより強固にやれば大丈夫といったところでしょう。
三井ホームの基礎はべた基礎、で通常レベルのシングル配筋です。
住宅性能表示の耐震性能は、標準で等級3(最高等級)を取得できるようです。
新たに「G-WALL」ジーウォールという技術をGranFreeシリーズに、「G-Frame」ジーフレームという技術をGRACENAシリーズに投入しているようですが、
これらはどちらかというと、今まで2×4のネックとなっていた、設計の自由度、大空間の創造のために開発された技術のようで、
そのことばかり強調されています。
どちらも、耐震性に特化して導入すれば、かなり耐震強度を上げることができるとは思います。
三井ホームでは制震構造は2×4という構造上あまり効果がないとの考えなのか、導入されていません。
免震構造では、「M-400」と呼ばれる、免震システムがあります。
これは、オイルダンパーとボールベアリング支承による構成で、軽量の住宅では最も普及しているタイプの免震装置です。
免震装置は剛構造の2×4と組み合わせることで、地震の揺れに対して非常に有効に働きます。
とても良い組み合わせのひとつだと思います。
耐久性に関しては、特にこれと言ったものは無く、2×4の持つ耐久性能を説明してあるにとどまります。
基礎、構造体、は普通の2×4の内容と変わりませんし、外壁や屋根に関しては、オリジナル仕様でもありませんので、選ぶ材料によって変わってきます。
防火性能に至っては、プラスターボードの防火性能に依存していて、なんともコメントできません。
ファイヤーストップ構造になっていると解説されていますが、2×4の場合必ず1階と2階の外壁の間に2階の床パネルが挟まりますので、
特別な事をなにもしなくてもそうなります。
むしろ、壁体内が密閉されてしまいますので、結露などの措置をしっかりしなくてはなりません。
おそらくそれもあって、断熱材を湿気に強いロックウールにしているのではないでしょうか。
とは言うものの、充分耐久性はあり問題はないと思われます。
三井ホームの住宅性能表示の耐久性能は等級3(最高等級)、耐火等級は等級3(最高は4)を標準で取得できるようです。
断熱は壁、床(寒冷地では基礎断熱仕様)が90mmのロックウール充填断熱、屋根断熱は、ダブルシールドパネルと呼ばれる、発泡成形ポリスチレンを、
広葉樹構造用合板でサンドウィッチしたもので、されています。
基礎断熱が全国標準ではないのが残念ですが、もともと、高断熱・高気密に適した構造の2×4ですので、
かなり性能は高いようです。
換気システムは、標準では各室セパレートタイプの換気で、全体で給気・排気のバランスをとって設置する方法がとられています。
オプションで、全熱交換型の第一種換気システム(ウェルブリーズ・プラスシステム)が選べるようです。
室内遮音は、2階の床に遮音マットとロックウールの併用で遮音、吸音を行い、2階の足音が伝わりにくい構造になっています。
又、屋根断熱を採用していますので、屋根裏まで吹き抜けの大空間が演出でき、ゆとりと高級感をもたらしています。
温熱環境や空気環境の性能表示でも、標準で最高等級を取得可能です。
又、全棟標準で長期優良住宅の認定が可能です。
総評としては、やはり大空間やデザイン性を最重要視した、構造開発になっており、人気の高さが伺えます。
免震システムまで取り入れて建築できれば申し分ない内容ではないでしょうか。(金額を気にしなければですけど・・・。)
のホームページよりお借りしました。
■ 三井ホームの総評
デザインや設計力に優れ、ステータスの象徴的なメーカーであることには間違いありません。
内容にもソツがなく、一通りの対応はできるようです。
価格に関して何故そこまで高額なのかは多少理解に苦しむところではあります。
三井ホームのラインナップ
■規格住宅
- バーリオ
■準規格住宅
- マイレーヴ
■注文住宅
- アバン・コルテ
- アバン・トロワ
- アバン・リッシュ
- アバン・ルーチェ
- ウィルワース
- エクスクルーシブ
- コロニアル'80
- エクスクルーシブ
- チューダーヒルズ
- エクスクルーシブ
- ハートレー
- エル・ティ
- エル・ティ3階建
- オークリー
- 活用型住宅[3階]
- グラセナ
- グランフリー
- グリーンズ
- クレセール
- ザ・マナア
- シュシュ
- スパニッシュ
- スパニッシュ
- フレスコタイプ
- チューダーヒルズ
- 長寿社会住宅
- ツインファミリー
- ツインファミリー・デュープレックス
- デルフィオーレ
- ハクア
- ハートレー
- ファン
- フィル・ビエント
- プレセンテ
- フローレンス
- ヴェリィ
- マックス150
- マルティス・4
- モア・ストーリー
- ラ・ピエーノ
- ラ・ロトンダ
- ル・マリオ
- レゾンテ
- ロンディーノ