大手ハウスメーカーの分析
KANTAROおうち研究室

セルコホームの特徴・評価・評判

セルコホームはカナダからの輸入住宅で、2×6工法の高気密・高断熱住宅です。

仙台市に本部があり、全国にFC展開しています。

デザイン性は高く、製品の質もしっかりしている印象を受けます。
30万円/坪で建つという話もありますが、実際には50万円台/坪かかることが多いようです。

チョット、ローコストメーカーの坪単価計算をしているふしがありますね。

普通に計算して、内容をきちんとみると30万円/坪で建つわけがないと思います。

性能・テクノロジー

■ 耐震・制震・免震への取り組み

セルコホームの構造は2×6で、外周部が2×6、内部が2×4で組んだ枠組み工法です。

モジュールはインチスケールで、406mmですのでスタッドの間隔も通常の455mmより狭くその分強度が増していると思われます。
外周部が2×6ですので、当然通常の2×4より強度は高く、耐震性能も優れていると思われます。

制震・免震に関しては特に開発されていないようです。

■ 耐久性への取り組み

セルコホームの標準仕様の基礎は布基礎で立ち上がり基礎厚が150mmです。
地盤によってベタ基礎などで対応するとなっているようです。

外壁周りは2×6を使っていますので、耐久性能も通常の2×4よりかなり高くなっています。
基礎パッキンによる通気工法がとられており断熱は基礎ではなく床で行うようになっています。

■ 快適性への取り組み

セルコホームの断熱はカナダ製の細繊維グラスウールの充填断熱で、床が202mm、壁が152mm、天井が202mmとなっています。（一部の商品は異なります。）

サッシュはPVC樹脂サッシュにLow-e複層ガラスを標準仕様で気密・断熱性に優れています。

換気システムは、セントラル型の第三種換気システムが採用されています。

防音は外部に関してはかなり高い性能だと思われます。
内部は一階天井に89mmのグラスウールで防音した上に、サウンド・リジリエント・チャンネルズ（振動防止の金物）を取り付けているようです。

■ セルコホームの総評

全ての商品ではありませんが、かなり上質な内容だと思われます。
プランやデザインも本格的な洋風を好むかたにとっては十分納得いけるものではないでしょうか。
少し、仕様が異なる企画住宅もあるようなので予算に合わせて検討されれば良いと思います。

制震・免震に関しては多少不満ですが、今後の開発に期待します。

セルコホームのラインナップ

■GRAND SUPER E （グランドスーパーE） スーパーER住宅の高断熱・高気密性はそのままに、空間を３次元的に最大限活用。吹抜けやスキップフロア、小屋裏収納など、ランランク上のライフスタイル。	■SUPER E （スーパーE） 「世界水準」の高気密・高断熱。住宅先進国のカナダで認められた、確かな品質の「スーパーER住宅」	■The HOME ps （ザ・ホームps） ザ・ホームは日本でプラン、そしてカナダで加工されている輸入住宅です。 住まう方のライフスタイルをより具体的に演出できるよう、プラン、エクステリア、インテリア、そして装備など、住まいの主なパーツをお客様が選べる商品です。
■Canada Selection （カナダセレクション） カナダの様々な表情を、本物の素材感で仕立て上げました。	■Join（ジョイン） 住まいの主要部位をセンターユニットとサイドユニットに分けて、それぞれを繋ぎ合わせる、というまったく新しい発想から生まれたJoin	■X-1イクシード 「シンプル・イズ・ベスト」の思想のもとに、徹底的に価格と品質を追求した、提案型の住まいです。
■H&W 長期優良住宅標準対応・2×6工法・適正価格。次世代を見据えて開発されたローランニングコストハウス。	■CREA HAUS カナダ輸入住宅のノウハウを生かした、自由設計・高性能・適正価格の2×4住宅。	■X-1 LV 価格・品質・快適さを追求した「X-1」にゆったりとくつろげるＬ字型リビングをプラス。
■Our Life 高性能・適正価格の2×4住宅「クレアハウス」を基本に、6つの伸びやかなライフスタイルをご提案。	■CREA HAUS HIRAYA 理想の住まいを“平屋”というスタイルで実現一つの間取りから6つの外観が選べる本格2×4平屋住宅。	■Mieux(ﾐｭｰ) カナダ輸入住宅の魅力と長期優良住宅のメリット、いいもの同士を組み合わせた、長く大切に住まえる家。

※以上セルコホームのホームページより